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え!?こんなこともできるの?と驚くWordPressの活用事例6選

wordpress

はじめに

こんにちは、daimaです。

今や世界中のWEBサイトの実に4割以上※で
利用されている超人気CMSのWordpressですが、
実は単にブログを書く以外にも
ネットショップ不動産サイトの基盤システムとしても
広く活用されているという事実はご存知でしょうか?
(※「https://w3techs.com/technologies/overview/content_management」より)

本日はWEBエンジニアとして、
これまでに50件以上のWordpressサイトの構築に携わってきた
私daimaが、WordPressの意外と知られていない6つの活用事例
私の過去の体験も交えつつご紹介してみたいと思います。

意外度★☆☆☆☆ 上手くいけばこれ一本で食べていけるかも!?Wordpressでアフィリエイトサイト運営

現代にはブログをお金に換える仕組みが整っている

WordPressの最も基本的な用途はネット上で
ブログを公開するためのブログソフトとしてのそれですが、
アフィリエイトやアドセンスの仕組みをサイト内に導入することで
Wordpressブログから一定の収益を得ることが可能になります。

TIPS:アフィリエイトとアドセンスの違いは?
個人がブログの流入を収益に変える方法としては
主にアフィリエイトアドセンス(Googleアドセンス)の二種類があります。

アフィリエイトというのは
アフィリエイトサービスが提供している広告を自サイトに設置し、
それがクリックされて、なおかつ商品の販売や
サービスの登録に繋がって初めて報酬が発生する仕組みのことで、
報酬発生までのハードルが高い反面
一回の報酬金額がアドセンスに比べて高いという特徴があります。

国内向けのアフィリエイトサービスとしては
A8.net(エーハチネット)やafb(アフィビー)などが有名ですね。

一方アドセンス(Googleアドセンス)というのは
専用のコードをサイトに埋め込むだけで、
あとはサービス側が閲覧者の興味に併せて
自動で広告を出し分けてくれる仕組みのことで、
こちらは広告がクリックされただけでも収益になるので
収益発生までのハードルは低いのですが
その分アフィリエイトよりも一度に得られる報酬が
低めであるという特徴があります。

総じてどちらにも一長一短あり、
一般的には両方の仕組みを使い分けることが
ブログでお金を稼ぐうえでは重要であるとされています。

自分の場合、ここ(Spreadsheep)とは別に
月平均のPVが25万~30万ほど(本記事執筆時点)のブログを運営しているのですが、
そちらは今のところアドセンス一本で月の収入が5万円前後で安定しています。

昔はafbのアフィリエイトもやっていて、
特に読まれていた映画系の記事に
映画配信サービスの広告を貼って
多いときは月2万ほどの収益になっていたのですが、
その記事が時間とともにPVが減少していったのにつれて
アフィリエイトの収益も自然消滅してしまいました。

上述のブログ場合はホラーとか漫画とか
あまり収益ならないコンテンツがメインなのであれなのですが、
これが例えば健康食品であるとか
英会話であるとかそういった広告主が多いタイプの
コンテンツをメインに書いいているブログで
なおかつ十分にPVを集める力があれば
それだけで月ウン十万だとかを稼ぎ出すことも夢ではありません。
(実際、A8の報酬ランキングページを覗くと金融、スキンケアなどのジャンルで
月300万という恐ろしい金額を稼ぎ出しているメンバーの例が紹介されていたりします)

ブログの収益化を目指すならWordpressは最適解の一つ

世の中にははてなブログやアメブロ、Wixなど
Wordpressよりも手軽で人気も高い
ブログサービスがたくさんありますが、
それらと比較してもWordpressは
収益化を目指す際のベストな選択肢であると私は考えています。

その理由は主に3つあり、
1つ目はカスタマイズの自由度が圧倒的に高いこと。
2つ目はサービス側による一切の制限がないこと
3つ目はWordpress自体がSEOに強いことです。

まず1つ目のカスタマイズの自由度についてですが、
ぶっちゃけ3つの中でもこれが一番重要かもしれません(笑)

例えばブログサービスの中でも
比較的自由度の高いはてなブログであっても(私も昔3年ほどお世話になってました)
Wordpressの自由度と比べたら正直月とスッポンです。

はてなブログではWordpressのような
ショートコードの設定も
記事下への自動化されたおすすめ記事一覧の設置も
自由なお問い合わせフォームの設置もできませんし
なによりWordpressのような充実した
プラグインのエコシステムが存在していません。

ちなみにこう書くとまるで私が
はてなブログを乏しているように見えてしまうかもしれませんが
これは単に私が過去に長期間利用したことのある
ブログサービスの一例として引き合いに出しただけにすぎません。

むしろはてなブログ自体に対しては
FC2やアメブロほどの強い規制がなかったり
SEOが強かったり、はてなスターのような
一定の影響力がある独自システムが生きていたり
といった点を個人的に高く評価しているほどです。

ただ、そういった点を踏まえた上でも
もし私が誰かから将来的に収益化を見据えて
ブログをはじめたいんだけどどのサービスがおすすめかと人に聞かれたら
長期的なメリットの観点から迷うことなく
Wordpressを利用することをお勧めするかと思います。

続いて2点目のサービス側による
一切の制限がないことについてですが、
Wordpressはオープンソースのフリーソフトですので
個人利用の範囲であれば
どれだけ内部のソースを弄ろうが、
どれだけきわどいコンテンツを掲載しようが
Wordpress.com側から文句を言われることは(原則的には)ありません。

先にはてブとの比較でも触れた点ですが、
特にサイトのカスタマイズ性という点に関しては
ユーザビリティや回遊率の向上など
SEOにおいて長期的に大きな差となりうるところですので
この自由度の高さというは他のブログサービスと比べた時の
Wordpressの絶対的な優位性の一つであると私は見ています。

最後に3点目。SEOについてですが、
実はこれは正確に言えば
「Wordpressを使う=SEOに強くなる=Googleから高く評価される」
という単純な公式が成り立つわけではなく、
あくまでも「Wordpressを使う=SEOに強くなるチャンスが増える」
と解釈して頂いたほうが正しいかと思います。

なぜなら、SEOというのは非常に複雑な概念で、
どのブログサービスを選ぶかということだけではなく
投稿する記事の質(これが一番大事)や
投稿者の権威性(オーソリティ)、更新頻度、
ドメインの運用歴、外部リンクの質など
非常に多くの要素に基づいて決定されるものだからです。

もっともWordpressを利用すれば
「良い記事を書きやすい環境」が整うことは間違いありませんので、
そういう意味では間接的にSEOの強化に寄与すると
言ってもよいのではないかと思います。

また、Wordpressには
SEOに特化したテーマが沢山存在している点も見逃せません。

かくいう当ブログでも
わいひら氏が無料で提供している
Simplicityというテーマをカスタマイズして利用しています。

意外度★★☆☆☆ 自慢の商品を販売しよう!Wordpressでネットショップ運営(越境ECもできるよ)

少し前までネットショップを始めようと思ったら
カラーミーやmakeshopのようなショップカートASPを利用するか、
あるいはEC-CUBEのようなEC向けのソフトウェアを利用するのが主流でした。

しかし近年になってWoocommerceという
Wordpressをネットショップにするためのプラグインが登場し、
新たにWordpressでネットショップという選択肢が生まれました。

Woocommerce公式ページ

このWoocommerce、
私も過去に一度案件で実装した経験があり
その時は金沢のある伝統工芸のメーカーさんのサイトだったのですが
もともと海外向けを想定していたということもあり、
公開直後から現在までしばしば中国やヨーロッパからの注文があります。

カスタマイズ性に関してはさすがWordpressベースと言うべきか、
既存のショップカートASPと比べても抜群に柔軟で、
プラグイン設定やフィルターフックを利用して
購入時の入力内容や自動返信メールの文面などを自由に設定することができます。

クレジットカードを含む決済手段については
私が過去に行った案件では
Stripeという決済代行サービスを利用しました。


Stripe 公式ページ

会員登録(無料)を行う事で利用でき、
簡単にクレジットカード決済に対応できるようになるので非常に便利です。

一方、Woocommerceには
・無料なので万が一システムトラブルが起きても自力で解決しないといけない
・Wordpressベースのシステムなのでハッキングのリスクが少なくない
・顧客情報を自前で持つため情報漏洩のリスクが付きまとう
などのデメリットもあり、
既存のショップカートASPなどとの使い分けは
状況に応じてケースバイケースといったところです。

意外度★★★☆☆ カスタムフィールドで煩雑な情報も楽々管理!Wordpressで不動産サイト運営

これは私の経験上の話ですが、
Wordpressで物件一覧が見られる
不動産サイトを制作してほしいというご依頼を
いただくことが結構あります。

WordPressのカスタム投稿を利用すれば
物件情報を投稿と同じように
時系列順で管理することができ、
またAdvance custom fieldのような
カスタムフィールドの拡張プラグインを利用することで
・賃料(売値)
・土地面積、床面積
・築年数
・間取り(画像付き)
・物件のおすすめポイント
・物件所在地(Googleマップ)
などの細かな情報を
投稿ページからコードを書くことなしに
簡単に追加、更新することも可能になります。


参考:パシフィック不動産

このような詳細な物件情報を掲載している
不動産サイトもWordpressで管理・運用されています。

またWordpressは先に述べたようにSEOの強化がしやすく、
ブログ記事などから流入を集めることができるので
不動産サイトに限らずインターネットを介した
ビジネス全般の基点として優秀なCMSです。

意外度★★★★☆ 専用プラグインでWordpressをオンラインレッスン予約サイト化!


WordPress用プラグイン「オンラインレッスン予約システム:Online Lesson Booking(OLB)」について

こちらは、wordpressにインストールするだけで
オンラインレッスン予約サイトの基本機能が揃うという
驚きのプラグインです。

私自身業務でしっかり利用したことはないのですが、
試しにテスト用のWordpressに導入して触ってみた感触では
「本当にこれが無料で使えていいの?」というくらい多機能で、
大規模は厳しいかもしれませんが
生徒100人までの小規模な教室であれば
十分実用に足るのでは、という印象でした。

WordPressのユーザー機能を流用して
講師と生徒それぞれの権限でアカウントを作成できる機能があり、
生徒は講師がカレンダーに設定した
受講可能日を選択してもしその日程が空いていれば
予約受付完了という流れです。

他にも講師の紹介ページが作れたり
レッスンのチケット制に対応していたりと
色々な機能が揃っているので
興味のある方は(無料ですし)一度
テスト環境にインストールして弄ってみることをお勧めします。

意外度★★★★☆ WordPress CSV importerやSheet.jsでWordpressでEXCEL/CSVデータの取り扱いを可能に!

Sheet.js公式ページ

Sheet.jsというフロントエンド側でEXCEL(CSV)データの
読み取り/編集/エクスポートを可能にしてくれる
javascriptのライブラリがあるのですが、
これをWordpressに組み込んでカスタムフィールドと組み合わせると
WordpressでもExcelデータを専用のアプリのように取り扱う事が出来るようになります。

javascriptのみで複数カテゴリの絞り込み検索を実現するコード

Sheet.jsは書き出し内容を
配列の形式で柔軟にカスタマイズできるので、
以前ご紹介した上記の記事で紹介しているような
データの絞り込み機能と組み合わせて、
絞り込みの条件と結果のみをExcel書き出しするなんてことも可能です。
(そのためには自分である程度javascriptが書ける&読める知識が必要となりますが…)

ネットショップの商品データや
メーカーの製品データ、売り上げ情報など
大量のデータをExcel形式で管理する機会はまだまだ多いかと思いますが、
そこに今回ご紹介したようなフロントエンドの技術を組み合わせることで
作業のスピードアップ、ケアレスミスの防止などの効果が期待できます。

ちなみにこれは完全なる余談ですが、
私は昔楽天のある店舗の運営のお手伝いをしていたことがあり
その際にCSVで店舗内の商品情報を
一括変更(例えば、特定のジャンルの商品だけ一定期間3割引きとか)する機会があったのですが、
扱うデータ量が多く、また万が一にもミスができない作業という事で
その度に憂鬱な気分になっていたことを覚えています(笑)。

意外度★★★★☆ WP REST APIでWordpressをAPI化

WP REST API v2 Documentation

これは私も最近知った話なのですが
ワードプレスのver4.7からコアに組み込まれた
WP REST APIという機能がありまして、
これは端的に言うとWordpressの投稿データなどを
外部のアプリなどから引っ張れるようになる機能です。

これがあると何が嬉しいかというと、
例えば外部のアプリでWordpressの
システム部分だけを利用したり、
PHP以外の言語でWordPress開発をしたり
といったようなことが出来るようになります。

開発者でない人にとっては
あまり触れる機会のない技術かもしれませんが、
個人的には今後のWordpressの未来を占う
重要なトピックではないかと思います。

おわりに

あらゆる技術には適材適所があり
なんでもWordpressで解決しようとするのは間違いですが、
今回ご紹介したような多様な活用事例が増えつつあることは
いちWordpressユーザーとしてはとてもワクワクすることです。

ちなみに当ブログでは
Wordpressを筆頭に、
WEB開発に関する様々なご相談、ご依頼を受け付けておりますので、
もし何かご相談したいことがあるという方は
下記のバナーからお気軽にご連絡いただけると嬉しいです。

それでは。

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